歯の豆知識

成田市の歯医者、さくら歯科クリニックのブログ10

2019.02.17

生活習慣の改善でお口の健康もアップさせましょうという話しのつづきです。前回は喫煙についてでしたが、今回は間食・肥満についてです。 まずは間食です。世界保健機関(WHO)は、2015年に肥満や生活習慣病を予防するために、脂肪、炭水化物、糖類などの1日の摂取量のガイドラインを示しました。そのなかの糖類の目標値は、砂糖に換算すると1日あたり25グラム未満となっております。間食に含まれている砂糖は、むし歯の原因になることが知られています。炭酸飲料には100ミリリットルあたり約10グラムもの砂糖が入っていますが、アメリカで行われた大規模調査では、どの年齢層でも炭酸飲料を飲む頻度が多い人にむし歯が多いことが示されています。 また、4年間にわたり砂糖入りの飲料の摂取とむし歯の増加の関係を調査した結果、1日に砂糖入り飲料を1〜2回飲むひとは砂糖入り飲料を飲まないひとに比べ、むし歯の増加の危険度は1.3倍、1日に3回以上飲むひとは1.33倍になるという結果が出ました。したがってコーヒーや紅茶に砂糖を入れて飲むなど砂糖入りの飲料を飲む頻度が多い人は、むし歯が増加していることから、間食では、食べ物だけでなく飲み物に含まれる砂糖にも注意が必要です。 つづいて肥満についてです。肥満は糖尿病や循環器病などの生活習慣病と関連しており、特に内臓脂肪型の肥満はメタボリックシンドロームとなって病気のリスクを高めています。肥満の指標としてはBMI(ボディマスインデックス:体重[kg]÷身長[m]×身長[m])がよく使われています。BMIが25を超えると過体重、30を超えると肥満と判定されます。 日本人の調査で、やせの人(BMI20未満)に比べて過体重や肥満の人の歯周病リスクが高いことが報告されています。成人集団の追跡研究では、BMIが高い太り気味のひとほど5年間で歯周病が悪化しており、その傾向は男性よりも女性で顕著でした。 運動は肥満や生活習慣病にとって重要な役割を果たしています。重度の歯周病に対する肥満と体力の関係を調べたところ、やせていて体力がある人は、太り気味で体力が低いまたは普通の人に比べて、歯周病進行のリスクが0.17倍と大変低い結果となり、重度の歯周病になりにくいことがわかりました。運動による肥満の予防は、生活習慣だけでなく歯周病の予防にもつながる可能性があります。運動をする事により、生活習慣を改善して行こうという意識を持つ事がお口の中にも現れるという事です。私も10年前はメタボでしたが運動する事により体調がとても良くなりました。

投稿者:さくら歯科クリニック

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