歯の豆知識

成田市の歯科医 さくら歯科クリニックのブログ3

2018.12.23

皆さん、こんにちは。成田市の美郷台にあるさくら歯科クリニック院長の伊東総一郎です。 本日は平成最後の天皇誕生日を迎え、天皇陛下も85歳となられました。日本人の平均寿命は83歳(男性80.8歳、女性87.1歳 2015年)を超え、男性の4人に一人、女性の2人に一人は90歳まで生きられる社会となっています。これに対し、健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活出来る期間(厚生労働省)」です。残念ながら両者の間には、男性で約9年、女性で約12年の開きがあります。この差を縮めて、できるだけ長い間、健康に日常生活を送ることができることを個人も社会も求めています。 この健康寿命を延ばすためには、死因と要介護状態の原因となる病気を予防すること、病気になりにくい心身を保つことと老化のスピードを緩めることが必要です。病気になりにくい身体を維持するために、良好な食生活、運動、休養、適度な飲酒、禁煙に留意することはよく知られていますが、これに加えて歯・口の健康に関する生活習慣や社会環境を改善していくことが基本と考えられるようになってきています。 日本人の歯・口の健康は、この約30年の間に大きく改善してきました。生涯にわたって何でも食べることに苦労しないためには、むし歯や歯周病で歯を失わないことが大切です。8020運動(80歳で20本以上の歯を保つ)は、そのための国民運動として1989年にスタートしましたが、現在ではこの8020を達成している人は40%を超え、運動開始時の6倍となっています。日本人の歯・口の健康は、この30年の間に大きく改善してきました。生涯にわたって何でも食べることに苦労しないためには、むし歯や歯周病で歯を失わないことが大切です。8020運動(80歳で20本以上の歯を保つ)は、そのための国民運動として1989年にスタートしましたが、現在ではこの8020を達成している人は40%を超え、運動開始時の6倍となっています。 歯の数が十分であれば、歯を多く失った人より、生存率が1.1倍から2.7倍高まります。日本人の平均寿命の延びに、歯・口の健康が改善してきたことにが要因になっていることは否定できません。さらに、この歯の数は、要介護状態に陥るかどうかにも関係しています。65歳以上を対象とした追跡調査で、歯数が19歯以下の高齢者は、20歯以上に比べて要介護状態になるリスクが、1.2倍と報告されています。また、成人を対象とした追跡調査で、歯周病が進んでいる人は、肥満、高血圧、脂質異常等のメタボリックシンドロームの発祥が1.6倍高まることが知らされています。 この他にも、歯・口の健康と全身の健康との関連を示す研究結果が次々と報告されるようになっています。健康寿命の延伸には歯を失わないように歯・口の健康を保持することが基本的な要素となっているという研究結果を基に、生活習慣病を予防し、歯・口の健康増進に一層取り組むことが必要です。

投稿者:さくら歯科クリニック

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